こんにちは! 
株式会社ジャパン・エンダストリアルのインターン生の孫千尋です。 

昨日はIU実習生の振り返りの会に参加させていただき、システム開発チームと動画教材チーム共のプレゼンテーションを聴き、その後に個人的に面談をさせていただきました。 その中で感じたことや、自分の中にいくつか新しい気づきがありました。

実習生の変化と成長

実習生一人ひとりとの面談は、自分にとっても学びの多い時間でした。フィードバックを伝えることを軸に対話を重ねる中で、知識がまったくない状態からスタートした実習生たちが、最後まで振り返りをしっかり行い、着実に成長していく姿を見られたことは、今回の一番の収穫だったと思います。 

二つのチーム、進め方の違い 

システム開発チーム:合議型から専門性重視へ 

今回改めて面白いと感じたのは、システム開発チームと動画教材チームで、進め方がかなり違っていたことです。 

システム開発チームは、まず個人ワークで各自が検討し、そこから全員で話し合って設計をまとめる、という流れでした。ここまでは全員の意見をすり合わせながら進める、いわば「合議型」のプロセスだったと思います。実際、設計をまとめる段階までは、この進め方がうまく機能していました。 

開発段階に入ると、開発専門・顧客との連絡専門・マニュアル作成専門というように、各自が自分の専門性を大切にし、その専門性を貫くという進め方に変わっていきました。 

動画教材チーム:まとめ役によるコミュニケーション重視 

一方、動画教材チームは、最初からチーム内での立場や役割をはっきりさせ、まとめるリーダー的な人が全体を統括して進めていました。それぞれが自分の役割を担いながらも、まとめ役の人がコミュニケーションを総括し、チーム内での意見交換やサポートといった立場に立ち、コミュニケーションに重点を置いていました。 

二つのチームの違いが表れたタイミング 

面白いのは、この違いが開発・制作フェーズに入ってから効いてくるということです。システム開発チームは、設計までは合議でうまくいきましたが、いざ複数人で同時に手を動かす段階になると、全員が同じものに触れる形になり、逆に時間がかかったり、結果として個人作業に近づいてしまう場面がありました。 

対して動画教材チームは、最初から役割が分かれていたぶん、それぞれが自分の担当を進めながらも、まとめ役を中心に全体としての連携が取れていたように見えます。 

つまり、「みんなで考えること」と「みんなで手を動かすこと」は、同じ体制でうまくいくとは限らない、というのが今回の一番の気づきでした。合議で決めるフェーズと、分業で進めるフェーズを意識的に分けたほうがよいのかもしれません。 

もう一つ興味深かったのは、動画教材チームの中でも、最初から連携がうまくいくと分かっていたわけではなかったという点です。実は当初、「一人だけ何も作っていないのではないか」と懸念される場面もあったそうです。 

それでも結果的にうまくいったのは、その方の高いコミュニケーション能力と、他のメンバーそれぞれの強みがかみ合ったからだといいます。ここから感じたのは、役割分担そのものよりも、役割の間をつなぐコミュニケーションの質のほうが、実は連携のカギを握っているのではないかということです。分業型の体制は、役割さえ決めれば自動的にうまく回るわけではなく、その間を橋渡しする人や関係性があってこそ機能するのだと思います。 

完成は「0から1」、改善は「1から10」 

もう一つ、今回の振り返りを通じて感じたのは、完成がゴールではないということです。形にする「0から1」の作業も大切ですが、そこで終わりにせず、「1から10」へと改善を積み重ねていくことが重要だと感じました。利用者の視点に立ち、使う人に喜んでもらえるものにしていくことを、常に意識していきたいと思います。 

次回以降に向けて考えたいこと 

今回の比較を通じて、自分の中で新しく持てた視点は以下の通りです。 

  • 「合議で決める」フェーズと「分業で進める」フェーズは、同じチーム体制でも性質が異なるため、切り替えを意識したほうがよさそうです 
  • 分業型の体制は、役割分担だけでなく、役割間をつなぐコミュニケーションがあって初めてうまく機能します 
  • どちらの進め方が向いているかは、プロジェクトの性質(設計フェーズか、実装・制作フェーズか)によって変わる可能性があります 
  • 完成を目的にするのではなく、完成後の改善を前提にした進め方を意識したいです 

来年以降、同じようなプログラムを設計する機会があれば、今回の振り返りで得たことをもとに、よりよい形にしていきたいと思います。