こんにちは!
iUから実習に参加している後藤麗奈です。
今週は大きく分けて2つの業務に取り組みました。
1つ目は、企業の事業内容や顧客、サービス、強み・弱みを分析し、会社がどのような価値を提供しているのかを整理することです。
2つ目は、企業の今後の方向性や現在抱えている課題を踏まえ、採用の必要性や、採用する場合にどのような人材が必要なのかをグループで考えることです。
今回のワークでは、公開情報やこれまでの実習経験をもとに企業を分析するだけでなく、社長の考えや今後の事業方針も踏まえて、課題の解決方法を検討しました。
最初は会社の強みや必要な人材を考えることが中心だと思っていましたが、議論を進めるうちに、そもそも採用が必要なのか、採用する前に整えるべき仕組みはないのかという視点も重要だと分かりました。
今回は、WORK 1からWORK 13までの取り組みを通じて学んだことや、グループでの議論から得られた気づきについて紹介します。
今週の業務内容
企業の事業内容・顧客・サービス・強みと弱みの分析
今回の1つ目の業務では、WORK 1からWORK 7までを通じて、企業の事業内容や顧客、サービス、競合、仕事の進め方、企業文化について分析しました。
最初のWORK 1では、企業の詳しい説明を受ける前に、公開されているWebサイトや採用情報、これまでの実習で知ったことをもとに、どのような会社なのかを考えました。私自身は、製造業などの企業が抱える業務上の課題に対して、Power AppsやSharePointなどを活用して仕組みを作り、業務改善やDXを支援する会社という印象を持ちました。また、単にアプリを開発するだけでなく、ITに詳しくない人でも使えるように教育やサポートを行っている点にも注目しました。
次のWORK 2では、顧客がどのような問題を抱え、なぜ自社だけでは解決しにくいのかを考えました。例えば、紙やExcelで情報を管理している場合、転記ミスや確認作業の負担が発生します。また、新しいツールを導入しても、現場の社員が使い方を理解できなければ、十分に活用されない可能性があります。このことから、顧客の課題は単にシステムがないことだけではなく、導入した仕組みを実際の業務で使い続けられるかどうかにも関係していると考えました。
WORK 3では、サービスを技術名だけで捉えず、顧客にどのような価値を提供しているのかを整理しました。業務改善アプリの開発、初心者向けの動画教材や研修、社員が自分たちでアプリを作れるようにする支援などを比較しました。特に、Power Appsのようなツールを使えるようにすること自体が目的なのではなく、現場の社員が自分で業務を改善できる状態を目指すことに意味があると考えました。
WORK 4では、他のIT企業や大手SIer、コンサルティング会社、社内IT担当者、フリーランスへの依頼、Excelの継続利用、AIを活用した自力開発などを代替手段として比較しました。比較を通じて、どの企業にも同じ解決方法が最適とは限らないことが分かりました。大規模で複雑なシステムを必要とする企業と、既存のツールを活用しながら現場の業務を改善したい企業では、適した支援方法が異なります。そのため、サービスの良さを考えるときには、他社より優れているかだけでなく、どのような顧客の課題に適しているのかを考える必要があると学びました。
WORK 5では、顧客へのヒアリングから業務理解、課題整理、要件整理、設計、開発、教育、導入後の改善まで、仕事を工程ごとに分けて考えました。以前の実習で私が担当した在庫管理アプリの開発でも、最初に決めた機能だけで完成させるのではなく、実際の現場から出された要望に合わせて機能を追加・修正しました。この経験から、開発する側が便利だと思う機能を作るだけでは不十分であり、現場の仕事の流れや使う人の状況を理解することが重要だと改めて感じました。また、AIは会話の文字起こしや情報整理、構成案の作成などを支援できますが、現場の事情を理解して判断したり、相手と合意を取ったりする部分は人が担う必要があると考えました。
WORK 6では、仕事を進めるうえで大切にされている行動や文化について考えました。実習での経験も踏まえ、完璧な計画ができるまで動かないのではなく、まず成果物を作り、問題があれば修正することや、分からないことを一人で抱え込まずに相談することが重要だと感じました。自分自身も、指示の内容が分からないときに何度も聞くことをためらい、自己判断で進めてしまった経験があります。そのため、相談しやすい環境を活用し、早い段階で確認することは、作業のやり直しを防ぐためにも必要だと考えました。
最後のWORK 7では、企業の強みと弱みを整理しました。強みとして考えたのは、顧客の現場に寄り添い、アプリの開発だけでなく、社員が自分たちで使いこなせるようになるまで支援する点です。一方で、手厚いサポートを提供するためには、社員の時間や人員が必要になります。少人数の組織では、質問や個別対応が特定の社員に集中すると、他の業務が進みにくくなる可能性があります。つまり、顧客に丁寧に対応するという強みも、社内に十分な余裕がなければ弱みにつながることが分かりました。
この7つのワークを通じて、企業を分析する際には、良い点だけを並べるのではなく、なぜそれが強みになるのか、どのような条件では弱みになるのかまで考えることが大切だと学びました。
企業の将来像と課題を踏まえた採用戦略・必要な人材の検討
2つ目の業務では、WORK 8からWORK 13までを通じて、企業が今後目指す姿と現在の課題を整理し、採用の必要性や必要な人材の役割についてグループで議論しました。
WORK 8では、会社の外から見える情報だけでなく、経営者が今後どのような事業を進めたいと考えているのかを踏まえて分析しました。企業が目指している将来像と、現在実際にできていることは、必ずしも同じではありません。そのため、すでに実施していること、今後の方針、まだ検討段階にあることを分けて考える必要があると学びました。
WORK 9では、外部から見た企業の印象と、実際の事業や社内の状況との間にある認識の違いについて考えました。会社の強みや魅力が外部に十分伝わっていないという情報の問題と、実際に人手や仕組みが不足しているという問題は、分けて考える必要があります。見えにくいからといって、必ずしも実態が不足しているとは限りません。反対に、情報を発信するだけでは解決できない業務上の問題もあります。この区別を意識することで、課題に対して適切な解決策を選ぶ必要があると分かりました。
WORK 10とWORK 11では、現在の課題を解決するために、採用以外の方法も含めて比較しました。具体的には、不要な業務をやめる、仕事の進め方を仕組み化する、AIやITを活用する、外部に依頼する、社内で人材を育成する、新しく人を採用する、という6つの方法です。
グループでの議論では、人手が足りないからといって、すぐに採用することが最善とは限らないという結論になりました。まずは無駄な作業を減らし、AIを使って打ち合わせの内容を記録し、その記録をもとに自分たちでマニュアルを作成するという方法を組み合わせる案が出ました。マニュアルを作成した後も、作って終わりにするのではなく、実際の業務で活用しながら内容を更新し、最終的には現場の社員が管理できる状態にすることが重要だと考えました。
一方で、社員も日々の業務で忙しいため、動画編集やポータルサイトの枠組み作りなど、一部の作業を外部に依頼した方が早く進むのではないかという意見も出ました。この意見から、すべてを社内で行うことにこだわるのではなく、社内で蓄積すべき知識と、外部の力を借りた方が効率的な作業を分けて考える必要があると感じました。
最終的には、現時点では新規採用を急がず、まず業務の整理やAI活用、マニュアル整備を進める方針になりました。ただし、今後支援する企業が増え、既存のメンバーだけでは業務を回せなくなった場合には、採用を検討する必要があります。その際も、新しい人を受け入れて育成できる準備が整っていることが条件になると考えました。
WORK 12では、採用する場合にどのような役割を任せるべきかを考えました。グループでは、企画や新規講座の立案など、多くの仕事を一人の新入社員に求めるのではなく、ポータルサイトの運営、新規顧客への案内、インターン生のサポートなどに役割を限定する案がまとまりました。これを「DX伴走サポーター兼ポータル運営担当」という仮のポジション名にしました。
また、インターン生の質問対応まで未経験者に最初から任せてよいのか、という意見も出ました。そこで、入社直後からすべての仕事を担当させるのではなく、まずポータルサイトの運営や案内業務を通じて自社のサービスや顧客の課題を理解し、業務に慣れてから段階的にインターン生のサポートを任せる方が合理的だと考えました。
WORK 13では、こうした役割を実際の採用につなげるために、必要な人物像や受け入れ体制、育成方法を具体化することが重要になります。採用する人に何を期待するのかだけでなく、どの範囲の仕事を任せ、誰が育成や確認を担当するのか、どのような支援を用意するのかまで考える必要があります。今回の議論を通じて、採用は単に人員を増やすことではなく、入社後に成果を出せる環境を整えることとセットで考えなければならないと学びました。
学んだこと・気づいたこと(まとめ)
新しく理解したこと
今回のワークを通じて新しく理解したのは、企業の課題を解決するためには、表面に見えている問題だけでなく、その原因を考える必要があるということです。
例えば、人手不足という問題があった場合、単純に社員の人数を増やせば解決するとは限りません。今回の議論では、業務の進め方やノウハウがマニュアル化されていないために、特定の人に仕事が集中している可能性について考えました。この場合、採用する前に業務を整理し、AIを使って情報を記録し、マニュアルを作成することで、既存のメンバーでも仕事を分担しやすくなると考えられます。
また、採用する場合も、必要な仕事や期待する成果を明確にしなければ、入社した人が何をすればよいのか分からず、育成する側の負担も増えてしまいます。今回のグループワークでは、採用したい人材に多くの役割を求めすぎず、まずはポータルサイトの運営や顧客への案内など、担当する仕事を限定する方向で考えました。さらに、マニュアルや教育手順を整え、入社直後、半年後、一年後と段階的にできることを増やす考え方も重要だと学びました。
もう一つ気づいたのは、AIは人の仕事をすべて置き換えるために使うのではなく、人が判断や対応をしやすくするために活用できるということです。打ち合わせの内容をAIで文字起こししても、その内容を確認し、実際の業務で使えるマニュアルに整理する作業は必要です。AIの出力をそのまま正しいものとして扱うのではなく、人が内容を確認し、実際の業務に合っているかを判断することが大切だと感じました。
企業分析についても、公開情報から得られた印象だけで判断せず、実際の業務や社員の話と照らし合わせる必要があります。事実と自分の解釈、これから検証する仮説を分けて整理することで、根拠のある結論につなげられると学びました。
今後にどう活かすか
今後は、アプリ開発や動画編集などの業務に取り組む際にも、依頼された作業をそのまま進めるだけでなく、何のために行うのか、誰が利用するのか、どのような状態になれば成果といえるのかを意識したいです。
前期の実習で在庫管理アプリを開発した際には、顧客からの要望に合わせて機能を追加・修正しました。その経験から、作る側が使いやすいと思うものと、実際に使う人が必要としているものは必ずしも一致しないと学びました。今後も利用者の立場や業務の流れを確認し、分からないことがあれば自己判断で進めず、早い段階で質問や相談をすることを心がけたいです。
また、今回のワークで学んだ業務の仕組み化という考え方を、自分の作業にも活かしたいです。例えば、作業手順や注意点を記録しておけば、同じ問題が発生した際に最初から調べ直す必要がなくなります。ファイルの保存場所や名前を整理し、ほかの人が見ても分かる状態にすることも、引き継ぎやチームでの作業を進めるうえで重要だと考えます。
AIについては、情報の整理や文章の構成、マニュアルの下書きなどに活用しながら、出力された内容が実際の業務と一致しているかを自分で確認するようにしたいです。AIに任せきりにするのではなく、自分の理解を深めるための補助として使っていきたいと思います。
将来IT分野で働くことを考えたときにも、技術を身につけるだけではなく、利用者の課題を理解し、分かりやすく説明し、継続的に改善できる仕組みを作る力が必要だと感じました。今回の企業分析や採用戦略のワークで学んだ、課題の原因を考えること、複数の解決策を比較すること、実行できる形まで具体化することを、今後の実習や就職活動にも活かしていきたいです。








