こんにちは!
株式会社ジャパン・エンダストリアルのインターン生の上原碧以です。

今週は大きく2つの異なる業務に取り組みました。

1つ目は、Webメディア「工場経営ニュース」の記事の原稿の細部を修正し、取材先に確認の依頼をしました。


2つ目は、業務アプリ開発の講習会に関する業務です。参加される多くの企業に事前にアンケートを実施し、その回答結果からそれぞれの企業に最適なツールが自動で選定されるようなアルゴリズムを考案しました。

今週の業務

Webメディア制作

以前作成した記事原稿について、自社の先輩社員からフィードバックをいただき、それをもとに何度も修正を重ねました。

特に、インタビュー時のそれぞれの質問が独立してしまわないよう、前後の会話として自然な繋がりを持たせることを意識し、一部の文章を書き直しました。

また、これまではインタビューでいただいた言葉をそのまま記事に使うことが多かったのですが、読者に取材先の言葉がうまく伝わるように言葉を補いながら文章を書き直しました。

ツール選定アルゴリズム

2つ目の業務である「ツール選定アルゴリズムの構築」では、ただアンケートを集計するだけでなく、企業の状況に合わせた最適なツール(kintone、AppSheet、Power Appsなど)をロジックに基づいて自動選定する仕組みづくりに挑戦しました。

Excelを用い、データが左から右へと流れる中で論理的に点数が計算されるように設計しました。その際、診断の精度を高めるために以下の4つのステップとその根拠にこだわって構築を進めました。

1つ目は、設問ごとの「素点」の規格化です。設問によって選択肢の合計値が異なると、特定の質問だけが結果に大きな影響を与えてしまいます。そのため、まずはすべての設問の合計値を「1」にそろえる計算を行いました。

2つ目は、設問ごとの「重要度倍率」の設定です。例えば、企業が「すでに導入している既存環境」がある場合、そのツールを選ぶのがセオリーであるため、他の設問で結果がひっくり返らないよう、影響度を大きく設定しました。一方で、コストに関する質問は、少人数であれば大きな金額差にならないため、初期の影響度を「1/3倍」と低めに設定しました。

3つ目は、コストに大きく関係する「人数倍率」の導入です。AppSheetやPower Appsは利用人数に応じてコストが比例して高くなります。そこで、10〜20人(中央値15人)を基準の1倍とし、人数が増えるごとに倍率が上がる仕組みを作りました。先ほどコストの影響度を1/3倍にしたのは、40〜50人(中央値45人)になった際に、人数倍率(3倍)と掛け合わさってちょうど「1倍(本来の影響度)」になるようにするためです。45人の場合、Power Appsとkintoneのコスト差は月9万円、年間で100万円を超えるため、この規模感からコストインパクトを正しく評価できるようにロジックを組み立てました。

4つ目は、企業の「優先順位」に応じた倍率の調整です。企業のやりたいことの優先度(1位〜4位)に応じて倍率をかけ合わせたのですが、当初は倍率の差が小さく、30〜40人の企業を仮定して24通りのシミュレーションを行ったところ、すべてkintoneが選ばれてしまうという偏りが発生しました。そこで、企業のニーズがしっかりと結果に反映されるよう、1位は2.5倍、2位は2倍、3位は1.5倍、4位は1倍と倍率を調整し、シミュレーションを繰り返すことでロジックの精度を高めました。

学んだこと

今週はメディア制作とアルゴリズム設計という、一見全く異なる2つの業務を経験しました。しかし、どちらの業務にも共通して表面的な事実をそのまま受け取るのではなく、その背景にある『意図』や『実態』を深く解釈することの重要性を学びました。

記事制作では、取材先の言葉を単に並べるだけでは正確な内容は伝わらないと気づき、彼らが本当に伝えたい核心を汲み取って言葉を補うことで、初めて想いを届ける「架け橋」になれると実感しました。 また、アルゴリズム設計でも、単にデータを処理するだけでなく、企業の潜在的なニーズやコストインパクトといったビジネスの実態を数値に落とし込み、泥臭くシミュレーションを繰り返す奥深さを知りました。

「言葉」や「データ」という手段に囚われることなく、常に「読者に伝える」「最適な提案をする」という目的を見据えて思考を深める大切さに気づくことができた一週間でした。