今回は、私が開発した「研修出席チェックアプリ」について、開発を通して得られた成果と学びを振り返ります。

アプリの完成までの過程で感じた成長や気づきを中心にまとめました。

成果と変化

研修出席チェックアプリは、2025年10月10日から利用を開始しました。

従来は紙で出席を取っていたため、記入や集計に時間がかかり、後からデータを確認する際も手間がかかっていました。今回のアプリではそれらの作業をすべてデジタル化し、研修出席の管理を効率的かつ正確に行えるようになりました。

これにより、出席データをその場で即座に記録・反映できるようになり、参加者情報の把握も容易になりました。
更に、出席登録にかかる時間が短縮されたことで、講師や管理者の負担を軽減し、誤登録や未登録のミスも減少しました。

また、登録されたデータは自動的にSharePointリストに蓄積される仕組みとなっており、後日一覧として確認したり、参加状況を分析したりする作業も簡単になりました。
これにより、研修後の作業や分析にも活用できる基盤が整いました。

今後は、Teams通知を活用して研修開始前に出席リマインドを自動送信できるようにしたり、過去データの集計・分析機能を追加したいと考えています。
また、ボタン配置や操作を改善し、利用者がさらに操作しやすい画面設計にしていくことも考えています。

開発を通しての気づき

開発を始めた当初は、思い通りに動作しない場面が多く、不安や焦りを感じることもありました。

しかし、試行錯誤を重ねる中で少しずつ仕組みが理解できるようになり、画面が思い通りに動作したときには大きな達成感を得ることができました。特に、初めて自分のアイデアが形になって動いた瞬間は、開発の楽しさややりがいを強く実感しました。

実際の開発過程では、関数の構文エラーやデータの関連付けの不備など、さまざまなトラブルに直面しました。
そのたびに原因を一つずつ分解し、試しながら解決策を見つけていくことで、問題を冷静に整理して考える姿勢が身につきました。また、データ構造と画面設計の関係性を意識することの重要性を理解し、どのように情報を管理すれば誰が操作しても同じ結果を得られるかを考えながら設計できるようになりました。

更に、開発を進める中で時間の使い方にも意識を向けました。集中して作業する時間を確保しつつ、短い休憩を挟むことで思考を整理し、効率的に作業を進めることができました。
タスクの優先順位を明確にし、限られた時間の中で計画的に作業を進めることで、全体の進行を安定させることができたのも大きな成長の一つだと感じています。

身についたスキル

今回の開発を通して、技術面だけでなく、進め方や考え方の面でも多くのスキルを身につけることができました。

まず、開発の進捗を定期的に報告することで、自分の作業内容を整理し、相手にわかりやすく伝えるコミュニケーション力が向上しました。特に、昼休み前などの短時間で「何ができたか」などを簡潔に共有することで、報告の大切さを実感しました。

次に、アプリのデータ構造を整理し、マスタデータとトランザクションデータを分けて管理する仕組みを構築したことで、ノーコード/ローコード開発における設計の考え方を身につけることができました。
これにより、データを新規追加・編集する際にエラーが起きにくい安定した仕組みを作る力がついたと感じています。

更に、作業内容の優先順位を自分で判断し、「限られた時間の中でどの機能を実装するか」を見極めながら進める時間管理能力も向上しました。特に、当日の目標を明確にし、時間内に完了させる意識を持つことで、開発全体を計画的に進められるようになりました。

まとめ

研修出席チェックアプリの開発を通して、従来の紙ベースで行っていた出席管理の非効率さを改善し、業務の効率化を実現する仕組みを作ることができました。
アプリを導入したことで、出席登録の時間短縮や誤登録の防止といった具体的な効果が得られ、研修講師や参加者にとって利便性が向上したと感じています。

また、開発の過程では、関数の基本的な操作を通じて、データと画面がどのように連動して動くのかを理解することができました。
こうした経験を通して、単にアプリを作るだけでなく、利用者の操作性や管理者の業務効率まで意識した設計の大切さを学びました。

初心者としての試行錯誤を重ねる中で、課題を一つずつ解決していく力や、問題を構造的に捉える考え方が身につきました。

これらの経験は、今後のアプリ改善や新たなシステム開発にも確実に活かせる学びだと感じています。