3月12日(金)に、ウェブサイトを新しく創りました。ドメインも新規で取得。これまでのサイトからのリニューアルではなく、中身を見直して一から創りました。完成して、本当に、とてもとても嬉しいです。
このサイトを立ち上げるまでには、長い経緯がありました。
今回は、ウェブサイトの遍歴とともに、その過程を振り返りたいと思います。
過去のウェブサイトについて
当社は2019年に創業しました。気持ちが先行して生まれた会社でしたので、独立したての私には、何がお客様にとって価値となるのか、自社は何をお客様に提供できるのか、手探り状態でした。(創業の経緯はこちらにまとめています。)
最初は、とにかくお客様に会いに行き、一社一社、オーダーメイドで困りごとを解決してきました。今でも、日々、お客様の困りごとを伺い、ひとつひとつ記録しては整理・解決することは続けています。
そんな試行錯誤からはじまった2019年に作成したサイトは、私の手作りでした。今はもう公開されていないので、再現してみました。
初対面の方から「会社のURL教えてください」と言われることが多かったため、それに対応できるように、まずは作ったサイトです。何をやっているのか、どんな会社なのかを記録しているようなサイトでした。駆けだしたばかりでしたが、とても抽象度の高いメッセージを掲げていました。「志は大きく持とう」という気持ちが溢れているのがわかります。
その後、2020年に「サイトをもっとかっこよくしたい」という気持ちで、リニューアルに挑戦しました。結論から言いますと、これは「完全に失敗」に終わりました。内容が伴わずオープンできるようなものではないと判断し、永久に封印されました。(トップ画像とメッセージだけ差し替えました。)
この時は、本当に悔しかった。いろんなことを思いましたが、一番反省したのは、サイトリニューアルの起点が、「届けたい想いがある」ではなく「ただかっこよくしたい」という動機から始まったことでした。社名を隠せば、どこでも言えてしまうようなコンテンツばかりが並んでいました。
冒頭で書いたように、3月12日にオープンしました。今回は、かなり「想い」を込めています。制作を進める過程で、自分の考えや想いを言葉にすることで、自社らしさというものが徐々に浮き彫りになっていく感覚を味わいました。
特に、自社のサービスの特徴については、事例を言葉にしていくことを通じて、見えてきたものがあります。「今あるものを壊して変えてしまうのではなく、今ある良いものを、さらに良くすること」が、例えばひとつのキーフレーズです。創業してから紡いできた想い、お客さまからいただいた言葉、大切にしていきたいことを改めて見つめなおし、自社の特徴が伝わるような表現にこだわりました。
今のサイトは、社名を隠しても、ジャパン・エンダストリアルらしさが伝わるように思います。
最後に
今回のウェブサイト制作を進める中で、最大の発見がありました。「想いを共にしてくれる仲間」の存在の重要性です。
ものづくりとは、決してひとりでは成し遂げられません。しかし、私は創業からこれまで一人で突き進んできたこともあり、「仲間」という言葉を、あまり使ったことがありませんでした。
今回のウェブサイト制作を通じて、その感覚が変わりました。「何かを成そうとするのであれば、仲間の存在が必要だ」と、心から思えるようになったのは、一緒にこのウェブサイトを創り上げてくれた仲間たちのおかげです。「伝えたいことがあるなら、しっかり伝えた方がいいです」「このサイト、魂込もっていますか?」そう問いかけてくれたことで、たくさんのことを気づかされました。
まだまだ生まれたばかりのウェブサイト。コンテンツも少ないです。これからもっともっと充実させて、この新しいサイトを、コミュニケーションの起点にしていきたいと思います。