こんにちは!
株式会社ジャパン・エンダストリアルのインターン生の小糠愛乃です。
PowerAppsをはじめ、kintoneやAppSheetなどのノーコードツールに触れてきた中で、今週は特に「研修出席チェックアプリ」の開発を中心に取り組みました。
アプリの改善や整理を進めながら、これまでに学んだ関数やプロパティ、コントロールの使い方を振り返り、設計や使いやすさの工夫を意識して取り組む1週間となりました。
この記事では、実習の中で取り組んだことや感じたこと、そしてこの経験を通して得られた学びについてお話しします。
開発の取り組みと工夫
アプリ開発を行う中で、特に意識したのは「使う人の立場に立った設計」です。
ボタンやラベルの配置、操作手順のシンプルさ、見やすい配色など、利用者が直感的に操作できる画面構成を目指しました。
使用した主なコントロールはLabel・Button・Gallery・Formなどで、それぞれにItems・Default・DisplayMode・OnSelectなどのプロパティを設定し、データが自然に連動するよう調整しました。
また、関数ではPatch・LookUp・Filter・Concatなどを活用し、データ登録や編集処理が正しく動作するように工夫しました。
開発を進める中では、データ構造の整理と画面設計の関係性を意識し、「誰が操作しても同じ結果が得られる仕組みづくり」を心がけました。
成果と気づき
今回のアプリ開発を通して、一番感じたのは「自分で作ったものが実際に動く嬉しさ」と「考えた通りに動かないときの難しさ」です。
最初は思い通りに表示されなかったり、関数の使い方で何度もつまずいたりしましたが、少しずつ原因を見つけて修正できるようになっていく過程が楽しかったです。
また、見た目を整えるだけでアプリの印象が大きく変わることにも気づきました。
使う人の立場になって配置や色を工夫することで、「使いやすさ」や「わかりやすさ」を意識する大切さを実感しました。
単に機能が動くだけでなく、見た目や操作のしやすさも含めて「完成度の高いアプリ」になると感じました。
後期目標と現時点での成長
今回の研修出席チェックアプリの開発を通して、後期に向けた自分の目標を改めて整理しました。
重点的に伸ばしたいのは、「コミュニケーション力」「ノーコード/ローコード開発スキル」「時間管理」の3つです。
まずコミュニケーション力については、前期は報告や説明で要点をまとめるのが難しく、相手に伝わりにくい場面もありました。
しかし今回の開発では、進捗や課題を整理して報告することを意識することで、相手が理解しやすい形で情報を伝える力が少しずつ向上してきたと感じています。
報告の習慣を通して、自分の作業内容を整理することもできるようになりました。
次にノーコード/ローコード開発スキルでは、マスタデータとトランザクションデータを分けて管理することや、Power Appsでの画面遷移や関数の活用を体験できたことが大きな収穫です。
研修出席チェックアプリを作ったことで、データと画面の関係を意識した設計や、実際に使えるアプリを作る考え方を理解できました。
今後は、過去データの集計・分析など、さらに実務で役立つ機能にも挑戦したいと思います。
最後に時間管理については、以前は作業に集中しすぎて全体の進行を見失うことがありましたが、報告や相談のタイミングを意識することで、優先順位をつけて効率的に進められるようになりました。
今後もタスクを整理して余裕を持ったスケジュールで作業を進めることを目指します。
まとめ
1週間を振り返ると、単にPower Appsの操作スキルが向上しただけでなく、アプリ開発を通して物事を整理し、考え、伝える力も身についたことが大きな成果だと感じます。
紙での出席管理をデジタル化するという目標から始まった研修出席チェックアプリの開発ですが、画面構成やボタン配置、データの連動などを考える中で、「使う人が迷わず操作できる設計」の重要性に気づくことができました。
さらに、エラーや不具合の修正を通じて、問題を分解して考え、段階的に解決する力が少しずつ身についてきたのも大きな成長です。
後期の目標で意識していた「コミュニケーション力」「ノーコード/ローコード開発スキル」「時間管理」に関しても、実際にアプリを作りながら報告や相談を適時行うことで整理力や伝える力が向上し、作業の優先順位を意識して効率よく進められるようになりました。
研修出席チェックアプリを完成させた経験を通して、技術的なスキルだけでなく、自分の考えを形にして周囲に伝える力や、自分で課題を見つけて改善する姿勢も得られたと感じています。
今回の経験は、今後のアプリ開発やシステム構築だけでなく、チームで何かを作り上げる際の基礎力としても活かせると思いました。
次はさらに高度な機能やユーザー視点を意識した設計に挑戦し、「本当に使いやすいアプリ」を自分の手で作れる力を身につけたいと思います。

