こんにちは!
株式会社ジャパン・エンダストリアルのインターン生の 小糠愛乃です。
今回、Power Apps を用いて「備品管理アプリ」の開発に取り組みました。
このアプリは、備品の予約・管理業務を効率化することを目的としたもので、実際に自分たちが使うことを想定しながら設計・構築を行いました。
アプリ開発を進める中で、設計の工夫やPower Appsの機能、ユーザー視点の大切さなど、多くの学びや気づきがありました。
以下に、今回の経験を振り返ります。
アプリ概要と目的
今回作成したのは、社内で使用する「備品管理アプリ」です。
社内のプロジェクターやパソコンなどの備品予約・管理を支援する目的で作られ、予約の重複防止や情報共有の効率化を目指しました。
主な機能には、新規予約の登録、予約一覧の表示、編集・削除、予約状況のステータス管理などを実装し、実際に利用する社員やインターン生が使いやすいよう配慮しました。
設計の工夫と学び
既存のサンプルアプリを分解してみたとき、特に印象に残ったのは「画面遷移のわかりやすさ」と「入力フォームのシンプルさ」です。
ボタンやアイコンの配置が自然で、ユーザーが直感的に操作できるように設計されていることに気づき、自分のアプリでもそれを意識するようになりました。
また、SubmitFormやEditForm、ThisItemなどの関数の使い方を見て、Power Appsでは画面間のデータ連携や状態管理が明確に設計されていることを学びました。
変数を使って画面ごとに表示を切り替えたり、フォームの状態(新規 or 編集)を制御する構造は、今後のアプリ開発にも応用できると感じました。
開発の課題と対策
ゼロから自分で作り始めた際、一番苦労したのはフォームの保存処理と画面遷移の連携でした。
最初はボタンを押してもデータが保存されなかったり、編集画面にうまく移動できなかったりと混乱しましたが、関数の動作を1つずつ検証しながら動きを理解しました。
特に、SubmitFromやEditFrom ; Navigate の組み合わせが、何をしていてどこでエラーが出るのかを丁寧に確認することが解決につながりました。
また、AIに質問したり、サンプルアプリを参考にしたりして、試行錯誤したことが解決の鍵にもなりました。
得た経験と今後の展望
このアプリ開発を通して、「誰のために、どの場面で使われるかを考えた設計」の重要性を実感しました。
単に機能を作るだけでなく、使う人が迷わず操作できるボタン配置やわかりやすいラベル名、見やすいレイアウトを工夫することで、アプリの使いやすさが大きく変わることに気づきました。
また、自分で調べて試してみる姿勢や、人に相談しながら改善していくプロセスは、今後のチーム開発にも活かせると感じました。
次回は設計段階をより丁寧に行い、効率的に開発を進めたいと考えています。
おわりに
今週は以下の内容についてまとめました。
☑︎ アプリの機能と用途の整理
☑︎ 既存アプリの構造から学んだ視点
☑︎ 自分で作ることで得られた実践的な気づき