第6回コラム「ものづくり(工場)が継続的に利益を生み出すことの意味」

こんにちは、杉山です。

本日は、最近お客様と議論をする中で話題に出た「ものづくり」と「利益」についてお話させていただきます。

支援している範囲と、その先にあるものについて考えた

現在、弊社がお客様に対して行っている支援は、「売上向上」と「コスト削減」の2つに関する支援が中心です。

「売上向上」に関しては、WEBサイトの制作を通じたブランディングや、MAツール導入によるマーケティング活動の支援など。「コスト削減」に関しては、電子帳票導入や、自動外観検査機の導入による効率化支援などです。

私は前職で、IRに携わる仕事をしていましたので、若手の頃から、お客様と経営に関してお話をする機会を多くいただいていました。

その時代を思い出し、ふと、現在弊社が提供している「売上向上」や「コスト削減」は、お客様のPLに、いわば「利益」に対して、どれくらい貢献ができているのか、考えるようになりました。

いい製品を生むことと、利益を出すこと。そのバランスの難しさ

弊社のお客様には中堅企業が多く、導入するシステムが人件費・材料費など、経営指標のどこに影響を与えることができるのか、社長と直接議論をして、導入を検討していただくこともあります。「売上向上」「コスト削減」の先には何が実現できるのか、議論を重ねていくうちに、「会社全体の利益」に加え、「製品別の利益」も非常に大切な観点であると気づきました。

例えば、とある企業様は、会社全体では利益が出ていましたが、製品ごとに携わっている人件費や固定費を割り振って分析をすると、一部、利益が出てない商品があることがわかりました。

利益が出ていないとは、厳しいことを言うならば、お客様に正しい形で価値を提供できていない、ということです。

ものづくりには、必ず資源が必要になります。社会から貴重なヒト、モノ、カネを預かり、地球にある限りある原材料をもとに、生活に役立つものを生み出す。そうやって良い製品を作っても、利益が出ないのであれば、ヒト、モノ、カネも消費され続け、いつかその製品が作れなくなる日がきてしまいます。非常にもったいないことです。

ものづくりは、多くの企業が協力しあいながら進めていきます。

時には、下請けとして、次に別の仕事を得られれば、今回は利益でなくてもよい、と言う考えで、お仕事を受けることもあるでしょう。しかし、そのために大切なヒトやモノ、カネ、伝統の技など、失い難い資産が投資されていると考えると、なんとかできないものかと、考えてしまいます。

投資判断する際のポイント

弊社では、ものづくりの世界をより豊かに、という志で、事業を営んでいます。テクノロジーを通じて、技術を継承するだけではなく、効率的なものづくりを可能にする仕組みの構築を支援し、継続的に価値を提供し続けられるようにしたいというのが、私の願いです。

そのために、今私がお客様とお話しする上で、大切にしているのは、「投資判断する際のポイント」です。すべてのお客様が、やみくもにテクノロジーを導入すれば効率化できるわけではありません。

例えば、量産が見込まれる製品をつくる企業様であれば、専用機を導入することで、大幅な効率アップを実現できるかもしれません。人件費の削減により、製品の利益率が向上することも、可能です。

一方で、量産が見込まれない製品をつくる企業様には、私はロボティクスをご提案します。(必ずしも自動機の代わりにロボティクスを導入すればよいわけではないので、一例です。)社会の変化が激しい今日この頃、作るものも変わりやすく、多品種の製造を中心にされている企業様も多く存在します。そのような企業様に、特定のものしか製造できない専用機を導入しても、作るものが変わった瞬間に、ただの置物となってしまいます。

実際に、数百万円を投資して専用機を導入したものの、一年たって製品のマイナーチェンジが決定し、すっかり埃をかぶってしまっている専用機を目にしたこともありました。

そのような企業様に、なぜロボティクスを提案するのかというと、作るものが変わったとしても、プログラミングを変えれば、ロボットは柔軟に「できること」を変えられるからです。

Aという製品をA’にするために一工程加えなければならない。そんな事態が発生しても、ロボティクスであれば対応が可能です。長くプログラム変えながら使い続ければ、投資対効果に見合う利益を出せる日も来るでしょう。

おわりに

上記のように、弊社では提案時に、全体の利益のみではなく、製品ひとつひとつにかかわるヒト、モノ、手法、機械(いわゆる、4Mです)を徹底的にヒアリングします。そうやって、弊社が導入支援をした先に、いつまでも価値のある製品を生み出し続けられる仕組みや社会を作り出すことが、弊社の志だととらえています。

ものづくりと利益。

両立することが難しいからこそ、挑戦することで、何か大きな変化を生み出したいと、日々考えています。

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