ひとつずつ実績を積み重ねていく
7月23日は、創業2周年でした。偶然にもオリンピックの開会式と重なりました。オリンピックの開催については、賛否両論あります。しかし、運営者(関係者)や出場される選手の方々に対しては、敬意を表したいです。誰が悪いとかそういったものではなく、議論を交わしながら相対的に良い解を選択していくものだと考えています。以前の私であれば「議論は収束させるもの」という前提だったのですが、「議論は平行線のままでいい」という視点を持ってからは議論がぶつかることを前向きに感じられるようになりました。
話が飛躍しましたが(昔からそういう癖があります)、さまざまな意味で印象的な日に2周年を迎えることができました。このコラムは、事業と直接的な話ではないので、ここに書くようなものではないかもしれません。ひっそりと書いているコラムなので、そもそもアクセスがないかもしれないのですが、記念にホームページにあげます。
公に発信していないことなのですが、創業時に自分に課していたルールがあります。それは「前職の延長線上にはない仕事を始めること」でした。今考えるとエゴイズムでしかなく、顧客視点に立てていないのですが、これまでやったことの延長にしたくないという想いが強くありました。具体的には、下記の通りです。
- 上場企業にアプローチしない
- できるだけ、東京以外の顧客にする
- 組織開発や採用支援をしない
- プロジェクト型ではなく、継続型の契約にする
本当にゼロから自分は何ができるのかということを考えて行動したいと思いました。この期間は私にとって、アンラーニング期間と考えていました。(お客様と向き合うときは、最適な選択を全力でサポートすることをしてきました。)
今続いている仕事はお客様に恵まれたことも大きく影響し、オリジナルの実績が生まれてきました。なかなか自分の深層というものには気づきにくく、言葉にすることが難しい。時間が何かを生み出す。すぐに解を求めにいかないと考えて活動しました。
企業の利益貢献を目的とする
私の強いこだわりが見えてきています。それは、「企業の利益を最大化すること」です。これまでの経験で、一生懸命働いたが、営業利益が出ていないということがありました。今でもその時の衝撃を覚えています。法人である以上、サステナブルに価値を提供する存在として、ありたい。自分たちが価値を提供した結果として認識できる何かを求めていました。今の事業は、ひとつのプロジェクトマネジメントから始まりました。産業用ロボット導入の支援という形で、チラシ一枚を持って営業・導入支援をしていました。しかし、そういったプロジェクトは、顧客の設備投資になります。何かしら目的があって、それを実現するためのプロジェクトです。やはりプロジェクトマネジメントをするだけでは、十分とは言えません。お客様のお客様にとって意味のあることを考えてみても、ファイナンス的な側面からも、会計とセットで考えることが大切だと学びました。
特に私は製造業のお客様を対象に事業を開始しました。バランスシート上、製造業は設備投資に特色が出ます。借入が先行します。製品寿命の時間が短くなってくる中で、適切な投資判断ができないと自らを苦しめます。適切な投資判断を支援できる方法を今は研究しています。
現在、これまでの経験を体系化し、再現性を持たせる方法を開発中です。それについては、また公開したいと思います。現在のマイルストーンは、8月中にモニター顧客を5社に提供させていただきたいと考えています。「営業利益を最大化する経営手法」に関心を持っていただいた方は、ぜひお問い合わせください。全力で支援させていただきます。