Power Appsを活用することで既存の基幹システムに依存した管理体制を再構築するプロジェクト。役員から現場社員の方に集合研修を実施しました。普段の業務の洗い出しから、Power Appsを活用した開発までを研修を通じて支援しました。

お客様のお困りごと

  • デジタル技術を活用した施策の方針が定まらない
  • 施策の投資対効果が測れない
  • 経営層や現場からの理解が得られない

Power Apps導入 技術支援の内容

  1. Microsoft365に関する基礎知識の習得
    • 参加者全員の知識を揃えるため、弊社提供のMicrosoft365基礎講座を受講していただきます。
  2. 現場課題の洗い出し
    • 現場をよく知る方々を中心に、何にどれだけ困っていて、どの程度解決するかを議論します。
  3. 解決方法の整理と優先順位のスコアリング
    • それぞれの課題について、Power Appsでどのように解決できそうか、 実現性やコストの観点から整理します。
    • さまざまな施策が上がってきた中で、本腰を⼊れて取り組むべき優先順位の高いテーマは何なのかを明らかにします。
  4. Power Appsでアプリ開発
    • 課題を解決できるアプリを開発します。
    • 実際に手を動かして開発した後、より使い勝手が良いように改良します。

サービスの特徴

教材はデジタルやITのリテラシーがまったくない方を想定。DX推進部門の方だけでなく、現場や人事、あるいは経営層の方まで幅広くご受講いただけます。社内のリテラシーのギャップを埋め、連携を深めるためにご活用ください。

技術知識をビジネスに活かすため、具体的な活用事例に解説します。これにより、アイデア出しの際の解像度がぐっと上がります。

受講修了直後にアンケートをご記入いただきました。覚えた技術が自分の業務にどう使えそうかという観点で、ひとり最低ひとつの活用アイデアを出していただきます。受講だけで終わらせず、次につながるアウトプットを出していただきます。

利用したシステムについて

Microsoft365の導入方法からアプリ開発までを支援させていただきました。Microsoft 365 はマイクロソフトが提供するMicrosoft Office製品ラインのサブスクリプションサービスです。Word、Excel、PowerPointなど基本的なアプリケーションだけではなく、OutlookやTeamsなどのアプリケーションも使用することが可能です。弊社では、一般法人向けのMicrosoft365で、その中でも、「Microsoft 365 Business Standard」という1ユーザあたり、月額1,360円(税抜き)のプランをおすすめしています。

Microsoft 365 Business Standardを契約することで、「Power Apps」や「Power Automate」、「Lists」などのサービスが利用できるようになります。

「Power Apps」や「Power Automate」は「ローコード開発」を実現するサービスです。

ローコード開発とは、可能なかぎりソースコードを書かずに、アプリケーションを開発する手法やその支援ツールのことです。視覚的な操作で、画面部品やロジック部品を組み合わせることよって、工程を省略または自動化します。コーディングを必要とする従来のシステム開発と比較して短い開発期間で、高品質かつ安定したシステム開発を行うことが可能です。必要な部品を組み合わせてひとつのアプリケーションをつくり上げていく手法です。