今回は、東京都内に本社を置く大手物流会社様(従業員数約3,000名・売上高約3,500億円)と取り組んだ、新規事業創出プロジェクトのご紹介です。
背景:社会変化と顧客ニーズに応える物流改革
このプロジェクトが立ち上がった背景には、時代の変化・社会構造の変化・顧客ニーズの高度化がありました。
同社では、これまでの物流網や拠点配置にとらわれず、「柔軟に在庫保管場所を確保し、コストを最小化しながら、納入作業もシンプルにする」──そんな次世代型のスマート物流拠点の構想を描いていました。
しかし、全く新しい構想を実現に落とし込むためには、仮説を明確にし、それを段階的に検証していく体制と推進力が必要です。
支援内容:構想から検証へ、プロジェクトを動かす推進役に
私たちは、構想を現実に近づけるために、プロジェクトマネジメントの伴走支援を行いました。
具体的には以下のような役割を担っています:
- プロジェクトマネージャーとして全体計画を設計・推進
→ スケジュール、進捗、リスクを可視化し、関係部署との連携を強化 - 仮説検証に必要な知識・技術の提供
→ IT/デジタルツール活用に関する調査・検証サポート - 拠点運営の業務シナリオ設計支援
→ 業務プロセスの棚卸しと、現場に即したデジタル導入モデルの立案
今後の展開
本プロジェクトは現在も継続中であり、次なるステップとしては、仮説モデルのPoC(概念実証)を経て、現場レベルでの試験運用・フィードバックの取得へと進んでいます。
おわりに
新規事業の立ち上げは、多くの不確実性や部門間の調整が求められるチャレンジです。
デジプロでは、そうした状況の中で“描いた構想を一歩ずつ現実に変えていく”伴走者として、多くの企業様を支援してきました。
物流業界に限らず、新たな価値を創造するプロジェクトをお考えの皆さま、ぜひ一度ご相談ください。